経産省のこの資料、賛否両論バズってますね。とりあえず個人的な意見をサクッと。


「これを公表資料にするという判断がオカシイ。」


内容的には、大まか言わんとするところには賛成で若手官僚にとっての土台認識の整理としては良いと思います。


多く指摘されてるように論点として目新しい話しではなく、結論として「それでどうする?」という点が甘いというのはその通りで、でもそれは若手のお勉強ペーパーとしてはこんなところでしょう、というもの。


やはり問題はこれを「世に問う」という判断をしたのが間違ってます。(バラエティ番組で楽屋ネタがウケると思ってる業界人的な。。)



ちなみにこのペーパー、前にも別の出てたよな、「議論のスコープ」に沿って回を重ねて最後は経済政策的な話に行き着くのかな?と思ってわけですが、前回のを改めて調べたら、去年の5月のこれ。


「21世紀から日本への問いかけ」

http://www.meti.go.jp/committee/summary/eic0009/pdf/018_03_00.pdf


今回のスコープとの一貫性はなさそうで、しかもペースは年1。これはこれで完結、ってことですかね?ヨクワカラン。ますますもって若手勉強資料的な。。


この辺の位置づけや今後どうするのかの分かりにくさを含めて、「プロデューサー」の問題ですな。バズったこと自体が成功、悪評も人気のうち、などと安易に考えず、対外コミュニケーションとしての反省・改善の材料にしていただきたい。


で、若手の人には如何なる批判であれ何の責任もないので、粛々と勉強を重ねて世に結果をもたらす政策を打ち出してください。これから本当に難しい社会になります。



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