WELQ問題に関してDeNA守安社長のインタビュー記事がでていました。

http://jp.techcrunch.com/2016/12/01/dena-moriyashu/


ネットでは一部、「正直で誠実な印象」とか、「素早い対応が素晴らしい」との評価も見られるのですが、果たしてそうなんでしょうか?


関連してツイッターで個別にパラパラと自分が呟いていたものが、見返すと意外にひと続きにまとまってたので少し手を入れてブログにしました。



・守安氏のインタビューを正直で誠実と見るか無知無能の告白とみるか。まあ個人としては前者なんだろうけど、経営者としては後者だわな。問題を事象としては認識していたが問題の本質は理解できていなかったし手も打たなかったと。


・対応の速度については、遅い早いというより、問題が大きくなるにつれて対応を小出しに逃げようとし、逃げ切れなくなったところで社長が「私が悪うございました!」って情で幕引きしようとしてるのがスジが悪いなと。自分で自分の減俸だけ決めればいい話なんですかね?


・プレスリリース出してる6ヶ月30%減俸について、取締役会開いて決めたのかどうかも分からない。役会開いたとしたら社長だけの求責ってのはバランス悪い感じだし、多分役会開かずに自分で自分への懲罰を決めてるように見えるけど、それならやはりガバナンスのない会社だなとしか見えない。

http://dena.com/jp/press/2016/12/01/1/


・こういうのが、「ヌルいお友達経営レベル」なんだよね。たまたま守安氏は誠実な人で個人として正直に対応しようとしてるのかもしれないけど、会社組織としてのガバナンスを感じないんだよね。そもそもの問題しかり、この対応しかり。


・所詮身内だけの取締役会で決議内容が変わらないにしても、そういう経営の前提を理解してるかどうかが大きな違い。


・しかも毎日の記事では「誤った情報を信じて病状を悪化させた実例も出ている。」と。虚偽の記事による実害がある程度確認されれば薬機法66条違反での刑事告発も十分ありうる。そんなタイミングで社長の減俸のみでサクッと幕引きしようという点でもセンスが悪いとしかいえない。

http://mainichi.jp/articles/20161201/k00/00e/040/131000c


(とまあツイートはこんな感じ。)




かつて日本の会計基準に従って作成された英文財務諸表には、「日本以外の国で一般に公正妥当と認められた会計原則及び実務に従って作成されたものとは異なる」といった旨の文言(レジェンド/警句)が注記などに記載されており、海外投資家から日本企業への投資の一つの阻害要因として問題視されていました。


今回のDeNAだけでどうのという話ではないですが、こんなレベルの経営をこんなうやむやな解決で許してたら海外の投資家からまた「日本の企業ガバナンスは国際的に通用するものとは異なる」なんて見方をされかねず、それは将来のベンチャーにとっても決していいことにはなりません。


そんなわけで、守安氏個人のバッシングをしたいわけではないものの、「潔い対応」で情に流されず、会社の責任はもっと厳しく追求すべきだと思ってます。(怒)