おとつい、Facebookでなにげに

「なんや名前の意味を診断するって奴が流行っとるけど、利用規約(独文・英文のみ)みたらサービス使うことでドイツの会社と契約結んだことになっとるで。こういうのって流行るたびによう安易に踏めるなあといつも思うわ。。まあ所詮個人情報抜かれるくらいやろうけど。  

と書いたら、予想外にシェアされつづけて驚いております。

そのおかげがどうか分かりませんが、少なくとも自分のタイムライン上からはすっかり姿を消してしまい画面キャプチャをとることができませんでしたが、「あたなたの名前の本当の意味は?」とか、あと「あなたは男脳?女脳?」というのも同じく、ドイツのsocialsweetheartという会社が作っているようで、サイトをたぐると、その他いろいろ同系統の 診断系ジャンクが盛りだくさんでした。 

ひょっとすると皆さんのまわりではまだ回っているかもしれませんが、本名をいれさせてFBのIDとくっつけて個人情報リストの精度を上げるという手口はうまいこと考えたねと思いつつ、こうしたサービスの運営主体やら利用規約を気にせずに安易に踏んでしまう、なおかつ自分の本名を入れてしまうのはリテラシーとしてどうかと思うわけです。 

まあそう思う人と、その一方で周囲にそうでない人たちがたくさんいるから上記のポストがやたらシェアされているのだと思いますが、お固く「気を付けましょう!」といってもなかなか面倒だと思う人には響かないでしょうから、むしろ利用規約やらを調べて楽しむ、という楽しみ方を覚えてはどうですかね?というご提案です。 

たとえば、冒頭のサービスのサイト最後にある利用規約を見てみると、英文版1条7項(1.7)に、

"By accessing or using our Service, you are agreeing to these ToS and concluding a legally binding contract with us. Do not access or use our Service if you are unwilling or unable to be bound by the ToS."

http://www.socialsweethearts.de/terms_en.html


と書いてあります。「サービスを利用したら、ここに書いてる規約に合意して契約関係を結ぶことになるよ、いやなら使わないでね。」ということで、まあ本当に争いになったらこんなトンデモな文言が効力をもつはずもないと思いますが、実際に裁判で負けるまでは会社側がこれをたてにアレコレ勝手にやらかせますからね。 この乱暴さが面白いですよね。ねっ?

あと、先日書いたSPIKEコインの件も、もう修正されましたがあれも当初の規約ではいろいろと楽しいことが書いてありましたね。メタップスさんを同列に扱うつもりはありませんが、利用規約等はネタの宝庫です。


そういうわけで、特に診断系やらワケワカなサービスがタイムラインでまわってきたら、ただ踏むよりも利用規約とかみてその乱暴さやバカっぷりを楽しむという高尚な遊びをしていただければ、汚染されまくったウェブマーケ業界が多少はキレイになるのではと思う次第であります。

なお、万一何も書いてない場合は、「このサービス運営会社も利用規約も何も書いてねーよwww」と晒しつつシェアして楽しんでください。

では。